ネクタイとポケットチーフにこだわっている方は少ないと思います。
ビジネスやフォーマルな場面からカジュアルなシーンまで、適切に使いこなすことで、一目置かれるメンズになると思います。
しかし、ネクタイの結び方やポケットチーフの折り方など、初めての方にとっては迷いがちなポイントもありますよね。
そこで、ネクタイとポケットチーフのスタイリングに関する基本から応用まで、幅広く解説していきます。
いろいろなシーンに合わせたアクセサリーの選び方や、コーデのポイントをまとめました。
もくじ
・ネクタイとポケットチーフの基本的なこと
・ネクタイとポケットチーフを上手に組み合わせる
・意外と知らない?お手入れの仕方
ネクタイとポケットチーフの基本的なこと
ネクタイの基本情報
まずネクタイの基本的なことについて説明させていただきます。
知識として頭の片隅においていてもいいかと思います。
素材の種類について
・シルク
シルクは最も一般的なネクタイ素材であり、光沢があり、上品で洗練された印象を与えます。ビジネスやフォーマルな場で使われることが多いです。
・ポリエステル
シルクに比べて価格が手頃であり、耐久性があります。また、シルクのような光沢はありませんが、シンプルなデザインに適しています。
・ウール
ウール素材のネクタイは、寒い季節に適しています。テクスチャーがあるため、カジュアルなスタイリングに適しています。
・コットン
コットン素材のネクタイは、軽やかで通気性があります。カジュアルな服装や春夏の季節に適しています。
デザインとパターンについて
・ソリッドカラー
一色の無地のネクタイは非常に汎用性があり、ほとんどのスーツやシャツと合わせやすいです。とくにフォーマルな場面で使われます。
・ストライプ柄
細かいストライプや幅広のストライプ柄は、ビジネスシーンでよく見られます。ビジネススーツとの相性が良く、上品で知的な印象を演出します。
・チェック柄
格子状のデザインはカジュアルな印象を与えます。カジュアルなジャケットやカーディガンと合わせると良いでしょう。
・パターン
ドット柄、ペイズリー柄、幾何学的なパターンなど、個性的なデザインのネクタイは、ファッション性を高めたい場合に選ぶと良いと思います。
幅について
・クラシックタイ
一般的な幅は約3.25インチ(約8センチメートル)です。ビジネスやフォーマルな場でよく使われます。
・スリムタイ
幅が約2.75インチ(約7センチメートル)以下のスリムタイは、モダンで若々しい印象を与えます。カジュアルなスタイリングに適しています。
長さについて
一般的に、ネクタイの長さは約58インチ(約147センチメートル)です。
身長や体格によって適切な長さは異なる場合もありますが、ネクタイの先端がベルトの上部まで来る程度が良いでしょう。
カラーコーディネーションについて
ビジネスやフォーマルな場では、シンプルで落ち着いた色合いを選ぶと良いでしょう。
ネクタイの色はシャツやスーツと調和し、全体のバランスを取ることが重要です。
カジュアルな場では、カラフルなデザインやパターンを取り入れることができます。
ただし、派手すぎないように注意してください。
結び方について
「ノット(knot)」・・・結ぶ、結び目
・フォー・イン・ハンド・ノット(シンプルな結び方)
簡単に結べるノットであり、幅広のネクタイに適しています。
・ハーフ・ウィンザー・ノット(中くらいのサイズの結び方)
幅広とスリムの両方のネクタイに適しています。ウィンザー・ノットよりも小ぶりです。
・ウィンザー・ノット(大きな結び方)
幅広のネクタイに最適なノットであり、堂々とした印象を演出します。
最適なネクタイを選ぶ際は、自分のスタイルや体型、場面に合わせて慎重に選ぶことが大切です。
ネクタイは、スーツやシャツとの相性を考慮して選ぶと、より洗練された印象を与えることができます。
ポケットチーフの基本情報
ポケットチーフ(ハンカチーフまたはポケットスクエア)は、ジャケットの胸ポケットに挿す小さな布地のアクセサリーです。
ポケットチーフは、スタイリッシュなアクセントを加え、ファッションのアンダートーンを強化する素晴らしい方法です。
基調色。人間が感じる感覚的な色味を元に色を分類したもので、青基調のブルーアンダートーン(またはクールトーン)と黄基調のイエローアンダートーン(またはウォームトーン)の2種類がある。
以下にポケットチーフの魅力と使い方について説明します。
ポケットチーフの魅力
ポケットチーフは小さな布地ですが、装いに個性と色彩をプラスしてくれます。
異なる色やパターンのポケットチーフを使うことで、普段のスーツ姿に華やかさや鮮やかさを与えることができます。スタイルや個性を表現する重要なファッションアクセントです。
スーツやシャツ、ネクタイなどの他のアクセサリーとカラーコーディネーションを行うことができます。シンプルなスーツやシャツに、カラフルなポケットチーフを挿すことで、コーディネートが一層引き立ちます。
ポケットチーフにはいろいろなパターンがあります。
ドット柄、ストライプ柄、ペイズリー柄などが一般的ですが、他にも花柄や幾何学的なデザインなどもあります。
また、どのように折るかによっても雰囲気が変わります。シンプルに四角く畳む方法から、華やかにポケットの端から覗かせる方法などがあります。
フォーマルなイベントやビジネスシーンでとくに重宝します。ウェディングやビジネスミーティングなどで、ネクタイとポケットチーフの色やデザインをマッチさせることで、より洗練された印象を演出できます。
また、ジャケットやスポーツコートと合わせる際に、カラフルなポケットチーフを取り入れると、リラックスした雰囲気を演出できます。
ポケットチーフの使い方
ポケットチーフは、胸ポケットに挿すだけで簡単にスタイルを引き締めることができます。
ポケットの端から約1〜2センチメートル程度を覗かせるように挿すと、おしゃれな印象を与えます。
色やデザインを他のアクセサリーや衣服と調和させることで、統一感のあるコーディネートになります。同じ色のポケットチーフとネクタイを合わせるか、ネクタイとは違った色のポケットチーフを選んでアクセントを付ける方法があります。
ポケットチーフは洗練されたスタイリングに欠かせないアクセサリーであり、正しく使うことでファッションの印象を大きく変えることができます。
自分のスタイルや好みに合わせて、ポケットチーフを取り入れてみてください。
ネクタイとポケットチーフを上手に組み合わせる
ネクタイとポケットチーフを上手に組み合わせることで、「できる感」がでます。
以下にそのコツをまとめました。
ネクタイとポケットチーフの色は、お互いに調和するようにしましょう。
同じ色の組み合わせや、ネクタイの色をポケットチーフのアクセントカラーとして取り入れる方法があります。コントラストをつけることで、より目立たせられます。
完全に一致させる必要はありませんが、似た色にすると良いです。
パターンを組み合わせるという手もあります。
パターンを組み合わせる際は、ネクタイとポケットチーフのデザインがバランス良くなるようにしましょう。例えば、ネクタイがストライプ柄の場合、ポケットチーフはドット柄やペイズリー柄が相性が良いです。
パターンの大きさや密度も考慮しましょう。
例えば、ネクタイのストライプが細かい場合は、ポケットチーフのパターンも細かめのものを選ぶとバランスが取れます。
フォーマルな場面とカジュアルな場面で使い分けるということもしてみてください。
フォーマルなビジネスシーンやウェディングなどでは、上品で控えめな色合いのネクタイとポケットチーフを選びましょう。無地や微細な模様のものが適しています。
カジュアルな場面では、カラフルで個性的なデザインのネクタイやポケットチーフを取り入れることで、リラックスした雰囲気を演出できます。
ポケットチーフの折り方にも気を使えると最高です。
シンプルに四角く折る方法から、三角形に折ったり、花形に折ったりするなど、好みやスタイルに応じてアレンジしてみてください。
また、ネクタイとポケットチーフを組み合わせる際は、全体のバランスを考慮しましょう。
他のアクセサリーやスーツ、シャツとのバランスも重要です。
あくまでアクセントとして機能させましょう。
以上のことは自分のスタイルを前提にしてください。
ファッションは自己表現の一つですので、自分らしいスタイルを楽しんでください。好きな色やデザインを取り入れることで、より個性的なスタイルを演出できます。
まとめると以下です。
・カラーコーディネーションを考える
・パターンの組み合わせ
・フォーマルな場面とカジュアルな場面で使い分ける
・ポケットチーフの折り方
・自分らしいスタイルを楽しむ
ネクタイとポケットチーフの組み合わせは、少し工夫することで一気におしゃれな印象を与えることができます。色やデザイン、フォーマル度に応じて、いろんな組み合わせを試してみてください。そして、自分自身が自信を持てるスタイルを見つけることが大切です。
意外と知らない?お手入れの仕方
ネクタイとポケットチーフは、適切なお手入れが必要です。
素材によって違いがありますので、それぞれのお手入れ方法を以下に説明します。
ネクタイのお手入れ方法
汚れの取り扱い
ネクタイに汚れがついた場合は、できるだけ早く取り扱いましょう。
ただし、水や洗剤を直接使わないように注意してください。
ドライクリーニング
ドライクリーニングは、ネクタイの汚れをきれいに落とす方法の一つです。
専門のクリーニング店に頼むことをおすすめします。
アイロン
シルクやポリエステルのネクタイは、低温でアイロンをかけることができます。
直接アイロンを当てずにネクタイの上に薄い布をかけてからアイロンをかけると、ネクタイが傷まないようにできます。
収納
ネクタイは収納する際に、形が崩れないように気をつけてください。
長期間使わない場合は、ネクタイラックやネクタイケースに保管すると良いでしょう。
ポケットチーフのお手入れ方法
汚れの取り扱い
汚れがついた場合は、早めに取り扱いましょう。
ただし、水や洗剤を直接使わないようにしてください。
手洗い
ポケットチーフは手洗いできる素材が多いです。
洗濯機は避け、やさしく手洗いし、中性洗剤を使用してください。
アイロン
低温でアイロンをかけることができます。
アイロンの際は、直接当てずに薄い布をかけるか、裏返しにしてアイロンをかけると良いでしょう。
収納
シワが気になることがあるので、収納の際は平たく折るか、ポケットチーフケースに入れて保管しましょう。
注意事項
ネクタイやポケットチーフは、濡れた状態で保管するとカビが発生することがあるので、十分に乾かしてから収納しましょう。
シルク製品は日光に当てると色あせする可能性があるため、直射日光を避けて保管してください。
洗濯やアイロンの際は、製品のラベルや取扱い注意書をよく読んで指示に従ってください。
まとめ
ネクタイとポケットチーフは、シンプルなスーツやカジュアルなコーディネートにも彩ります。
スーツを着る機会が少ないので、そこまで気が回らないということが多いと思いますが、その分ちょっと気を使うだけで周りと差をつけられます。
いろいろなシーンで個性を発揮できるネクタイとポケットチーフの魅力を少しでも感じてもらえたら嬉しいです。
ネックレスやリング的なアクセサリーの感覚で控えめにオシャレを楽しんでください。